産婦人科でもストレスケアに関われる

患者との距離が近く気軽に相談できる職業だと認識されていることが多い看護師は、ストレスケアの分野でも活躍しています。そこで、ストレスケアに興味を持っている看護師は、どの診療科で働くと良いのでしょうか。おすすめの職場として挙げられるのが、産婦人科のクリニックです。産婦人科には、ストレスを抱えて相談にくる人が大勢います。症状の原因の一部がストレスなことも多く、看護師によるストレスケアで症状が改善するケースがあるのです。

例えば、婦人科に相談にくる患者は生理周期の悩みや月経痛の苦しみ、更年期障害のつらさなどを訴えます。日常生活を送るのも大変と感じるほどに厳しい状況の患者に対し、寄り添ったケアをするのは大変な面もあるでしょう。しかし、話を聞いてくれるだけでも気持ちが落ち着き、ストレスケアにつながることも少なくありません。まだストレスケアのノウハウが身についていない看護師でも、すぐに活躍できる可能性があるのです。

そして、産科には妊娠や出産に伴ってストレスを抱えてくる人もいます。正常の妊娠でも初めてであれば不安が大きくなり、ストレスを抱えていることがよくあるのです。そうした場合でも話を聞くだけでストレスが緩和され、元気になってくれることが珍しくありません。産婦人科には、メンタルヘルスの問題を抱えている患者が相談に来院することもあります。その際にはストレスケアのスキルが求められるため、ノウハウを身につけるとさらに活躍する機会に恵まれるでしょう。