看護師の自己管理の必要性について

看護師は夜勤などの不規則勤務があると体調管理が難しく、健康を損ねることが少なくありません。体調不良により欠勤すると、人手不足の医療現場に多大な迷惑がかかります。そこで、日頃から体調管理に全力を注ぐことが大切であり、特に夜勤明けの過ごし方は重要と言えるでしょう。夜勤で疲れたからといって夜勤明けから布団にもぐり込んで熟睡すると、夕方まで寝込んでしまいます。昼夜が逆転するとその後の日勤中に眠くなり、業務に支障をきたしかねません。

寝不足になると免疫も低下し、職場で患者から感染する確率も高まるでしょう。昼夜の逆転を避けるには夜勤明けに軽く仮眠を取り、昼には起きて昼ご飯を食べて散歩や買い物でリラックスするなど時間管理が必要です。外出すると目が覚めるだけでなく、気分転換になります。午後は眠くても、通常の就寝時刻まで我慢しましょう。

また、ストレス解消も大切です。ストレスが溜まると集中力が低下して情緒不安定になり、同僚や患者に対して適切な対応が難しくなります。仕事によりストレス過多になっていないか、ストレス度をセルフチェックします。ストレスが高まっていると感じたら仕事のことを考えるのは止めて、リフレッシュに専念しましょう。夜勤明けに限らず休日の過ごし方を工夫して、心の自己管理も徹底することが大切です。愛読書や好きな音楽に触れて心を落ち着かせたり、ロングブレスと呼ばれる呼吸法やストレッチを行ったりして心身ともにリラックスしましょう。